競馬YouTubeを見ると、日本ダービーや有馬記念などJRAのレースを扱う動画が目立ちます。

一方で、大井、川崎、船橋、園田、門別など、地方競馬を予想したり、実際に地方競馬場へ出かけたりするYouTuberもいます。

では、競馬YouTubeでは中央競馬と地方競馬のどちらが多く扱われているのでしょうか。

今回は、2026年9月時点で活動内容を確認できる競馬YouTube30チャンネルについて、公開動画やチャンネル説明を改めて調査。「中央競馬のみ」「地方競馬のみ」「中央・地方の両方」の3つに分類しました。

その結果、中央競馬のみが20件(66.7%)、中央・地方の両方が10件(33.3%)、地方競馬のみは0件でした。

今回の30チャンネルでは中央競馬を扱うチャンネルが圧倒的でしたが、3分の1は地方競馬にもコンテンツを広げていました。

競馬YouTube30チャンネルの調査方法

今回の調査では、競馬YouTubeとして一定の活動実績や検索露出があり、公開動画から対象レースを確認できる個人・チーム型チャンネルを中心に30件を選びました。

同じ運営者のサブチャンネルは原則として重複させていません。

分類ルールは次の通りです。

分類 判定方法
中央のみ 今回確認した公開動画・チャンネル情報でJRAのレースを扱い、地方競馬コンテンツを確認できなかった
地方のみ 地方競馬を扱い、中央競馬コンテンツを確認できなかった
両方 中央競馬と地方競馬の両方について、実際の公開コンテンツを確認できた

なお「中央のみ」は、そのチャンネルが過去に一度も地方競馬へ触れたことがない、と断定するものではありません。

今回確認できた公開情報の範囲で分類しています。

調査結果|中央のみ20、中央・地方両方10

分類 チャンネル数 割合
中央競馬のみ 20 66.7%
中央・地方の両方 10 33.3%
地方競馬のみ 0 0%

今回の30チャンネルでは、全チャンネルで中央競馬に関するコンテンツを確認できました。

そのうち20件は今回確認した範囲では中央競馬中心。残る10件では中央と地方の両方を確認しました。

つまり、

中央競馬を扱う:30/30(100%)
地方競馬も扱う:10/30(33.3%)

という結果です。

30チャンネルを中央・地方で分類

チャンネル 中央 地方 分類
しろクロ競馬 ○ 中央のみ
てんなこ競馬予想チャンネル ○ ○ 両方
競馬全レース予想TV ○ 中央のみ
水上学のKEIBA大学 ○ 中央のみ
タイガーAI競馬予想TV ○ 中央のみ
かず厩舎 ○ 中央のみ
軍師AI競馬予想 ○ 中央のみ
ちきちの競馬予想 ○ 中央のみ
カリスマ予想 ○ 中央のみ
にょん競馬ちゃんねる ○ 中央のみ
シンガ氏 競馬予想(JRA&地方)全レース ○ ○ 両方
アギョウの競馬予想TV ○ 中央のみ
イクイネKEIBA ○ 中央のみ
予想屋マスター ○ 中央のみ
亀谷敬正の競馬血統辞典 ○ 中央のみ
うまログ ○ ○ 両方
競馬暮らし「蓮」の独り言 ○ ○ 両方
ぼんケン ○ ○ 両方
「馬券の虎」馬券生活者の競馬データ分析 ○ 中央のみ
材木屋専務の競馬チャンネル ○ 中央のみ
うまめし競馬チャンネル ○ ○ 両方
義英真 Eishin Yoshi ○ 中央のみ
ぺーの競馬検証動画 ○ 中央のみ
競馬大学 ○ ○ 両方
コボです。 ○ 中央のみ
【プロ馬券師】丞相 ○ 中央のみ
ぷに競馬 ○ ○ 両方
夢色グラス 競馬チャンネル ○ ○ 両方
馬券主婦 / マリ ○ ○ 両方
じゃいちゅ〜ぶ ○ 中央のみ

なぜ中央競馬が多い?G1・重賞が動画の柱になっている

中央競馬のみと分類した20チャンネルを見ると、日本ダービー、有馬記念、皐月賞、天皇賞、宝塚記念など、JRAの重賞を軸に動画を作るチャンネルが多くあります。

たとえばアギョウの競馬予想TVでは、2026年にも七夕賞などJRA重賞の予想・全頭追い切り診断を公開しています。

水上学のKEIBA大学でも、新潟記念、札幌記念など中央競馬の重賞について継続的に動画を公開しています。

競馬YouTubeにとって、毎週行われる中央競馬の重賞は「週末に何を配信するか」が決まりやすい定期的なテーマになっていることがうかがえます。

それでも3分の1は地方競馬も扱っていた

一方、地方競馬を扱っていたチャンネルは10件、33.3%ありました。

しかも地方競馬を扱う方法は一つではありません。

  • 地方重賞を予想する
  • 地方競馬の全レースを予想する
  • 交流重賞を予想する
  • 地方競馬場へ実際に行く
  • 中央・地方を含めた馬券生活をVlogにする

という複数のパターンが確認できました。

つまり地方競馬は、中央競馬の「おまけ」として一律に扱われているわけではありません。

シンガ氏|中央も地方も「全レース」

中央・地方の両方を扱うことが最も分かりやすい例の一つが、シンガ氏 競馬予想(JRA&地方)全レースです。

チャンネル名自体に「JRA&地方」とあります。

2026年の公開動画を確認すると、小倉競馬などJRAの全レース予想に加え、川崎、門別、名古屋、園田、金沢など地方競馬の全レース予想も公開されています。

地方競馬をたまに扱うのではなく、中央・地方を日常的に横断して予想するタイプといえます。

競馬暮らし「蓮」|JRA重賞と地方重賞の両方を予想

競馬暮らし「蓮」の独り言でも、中央・地方の両方を確認できます。

2026年にはセントウルステークス、京成杯オータムハンデ、札幌記念、レパードステークスなど中央競馬の予想を公開。

その間に、サマーチャンピオン、北海道スプリントカップ、クラスターカップなど地方競馬の予想も公開しています。

本人もチャンネル説明で、中央競馬・地方競馬の双方を的確に予想できるよう取り組んでいることを明記しています。

このタイプでは、中央か地方かを分けるより「予想したいレースを扱う」というスタイルに近いといえそうです。

馬券主婦マリ|1本のVlogの中に中央と地方が共存

馬券主婦 / マリは、予想専門チャンネルとは違った形で中央・地方を横断しています。

たとえば2026年5月の「ヴィクトリアマイルまでの5日間」では、東京・京都・新潟など中央競馬だけでなく川崎競馬も動画内で扱っています。

「オークスまでの5日間」でも、東京・京都・新潟と大井競馬が同じ一週間の競馬記録に登場します。

つまり、「今週は中央、今日は地方」と日常の中で両方の馬券を楽しむ姿そのものがコンテンツになっています。

地方競馬があることで、土日だけではなく平日まで競馬Vlogの題材が広がっている点も特徴です。

てんなこ競馬予想チャンネル|中央重賞だけではない

天童なこさんも中央・地方の両方を扱う例です。

中央では小倉記念、七夕賞などの重賞を「調教予想」で公開しています。

一方で地方・交流重賞についても予想動画を公開しており、中央競馬だけに限定していません。

中央と地方で予想スタイルを完全に分けるのではなく、調教を見るという自身の強みを複数の競馬へ展開しているタイプといえます。

調査して分かったこと① 「中央か地方か」の二択ではなかった

今回の結果は、中央20、地方10という単純な二分ではありません。

重要なのは、地方を扱った10チャンネルすべてで中央競馬も確認できたことです。

つまり今回の母集団では、

中央専門型 20
中央+地方型 10
地方専門型 0

という構造でした。

人気・活動実績のある競馬チャンネルを横断すると、まず中央競馬を柱にし、そこから地方競馬まで広げる形が一つのパターンになっていることが分かります。

調査して分かったこと② 地方競馬の扱い方には差が大きい

「地方競馬を扱う」といっても、その比重はかなり違います。

シンガ氏のように全国の地方競馬を日常的に予想するチャンネルもあれば、中央競馬を主軸に地方の大きなレースも扱うチャンネルがあります。

また、馬券主婦マリやぷに競馬のように、競馬場訪問や馬券実戦として地方競馬が登場するケースもあります。

したがって、単純な○×だけでなく、今後さらに調査するなら、

  • 地方全レース型
  • 地方重賞型
  • 交流重賞型
  • 競馬場訪問・Vlog型

と分けることもできそうです。

調査して分かったこと③ 「地方のみ0件」は地方競馬YouTubeが少ないという意味ではない

ここは今回の調査で特に注意が必要です。

今回の30チャンネルでは「地方のみ」は0件でした。

しかし、これは地方競馬専門のYouTubeチャンネルが存在しない、あるいはほとんど存在しないという意味ではありません。

地方競馬専門・地方中心のチャンネルや、地方競馬場の公式チャンネルも存在します。

今回の調査は、一定の活動実績・検索露出があり、競馬YouTubeの内容を横断比較できる個人・チーム型30チャンネルを独自に抽出した結果です。

その母集団では「地方だけ」よりも、中央を扱いながら地方にも広げているチャンネルが選ばれやすかったと考えるべきでしょう。

競馬YouTube全体では地方競馬も大きなジャンル

今回とは別に、競馬YouTubeチャンネル300件を収録している外部データベースでは、67チャンネルが「地方競馬系」に分類されています。

これは全体の約22%に相当します。

そのため、今回の30件調査と合わせて考えると、

競馬YouTubeでは中央競馬が大きな中心になっている一方、地方競馬にも独立した動画需要・チャンネル群がある

と見るのが適切です。

中央と地方では動画を作れる曜日も違う

中央競馬は原則として土日を中心に開催されます。

一方、地方競馬は平日にも開催されます。

この違いはYouTubeの動画内容にも表れています。

中央競馬中心のチャンネルでは、週の前半にデータ分析や追い切り、週末に最終予想という流れを作れます。

地方競馬まで扱うチャンネルでは、それに加えて平日の地方競馬予想や実戦動画も公開できます。

実際、シンガ氏では平日に川崎、門別、名古屋、園田など複数場の動画を同日に公開する例も確認できます。

地方競馬は、競馬YouTubeを「土日のコンテンツ」から「平日も更新できるコンテンツ」へ広げる題材にもなっています。

中央と地方、どちらのYouTubeを見ればいい?

見たいもの 探しやすいタイプ
日本ダービー・有馬記念などを詳しく見たい 中央競馬中心
JRA重賞を毎週予想したい 中央競馬中心
平日も競馬予想を見たい 中央+地方型
東京大賞典・帝王賞・JBCなども見たい 中央+地方型
大井・川崎・園田など競馬場の雰囲気を見たい 地方対応のVlog・実戦型
毎日のレースを幅広く見たい 中央+地方の全レース型

中央と地方のどちらが優れているという話ではありません。

自分が週末のJRA重賞を中心に楽しみたいのか、平日も含めて地方競馬まで追いたいのかによって、見るチャンネルを選ぶとよいでしょう。

今回の調査の注意点

今回の30チャンネルは、日本の競馬YouTube全体から無作為に抽出した統計標本ではありません。

2026年9月時点で活動内容を確認でき、一定の活動実績・検索露出がある競馬系チャンネルを、うまっこ独自の基準で選んでいます。

また、「中央のみ」は地方競馬動画が過去に一本も存在しないことを保証する分類ではありません。今回確認したチャンネル情報・公開動画で地方競馬を確認できなかったものです。

したがって、今回の66.7%、33.3%という数字を日本の競馬YouTube全体の構成比として一般化することはできません。

あくまで「今回調査した人気・活動チャンネル30件ではどうだったか」を示した独自調査です。

まとめ|中央が中心。ただし3チャンネルに1つは地方も扱っていた

競馬YouTube30チャンネルを中央・地方という観点から調査した結果は、次の通りでした。

  • 中央競馬のみ:20件(66.7%)
  • 中央・地方の両方:10件(33.3%)
  • 地方競馬のみ:0件(0%)

今回の30件では、中央競馬が競馬YouTubeの大きな柱になっていました。

しかし同時に、3チャンネルに1つは地方競馬にもコンテンツを広げていたことになります。

さらに、地方を扱うチャンネルには、全レース予想、地方重賞、競馬場訪問、Vlogなど複数のスタイルがありました。

「中央か地方か」ではなく、「中央を中心に、地方までどこまで広げているか」。

実際の競馬YouTubeを横断すると、そんな構造が見えてきました。

主な確認資料

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