競馬YouTubeには、重賞の本命を発表するチャンネルだけでなく、調教・血統・過去データを詳しく解説するチャンネル、競馬場で馬券を買う様子をVlogにするチャンネル、地方競馬やライブ配信を中心に扱うチャンネルもあります。

では、実際にはどんな動画が多いのでしょうか。

今回は、2026年9月時点で競馬関連動画を確認できた30のYouTubeチャンネルを対象に、公開動画やチャンネル説明を確認し、「予想」「Vlog」「初心者解説」「地方競馬」「ライブ」「データ解説」の6項目で分類しました。

的中率や回収率のランキングは行いません。目的は、競馬YouTubeで実際にどんな情報が発信されているのかを横断的に見ることです。

調査の結果、30チャンネル中29チャンネル(96.7%)で予想系動画を確認しました。一方で、20チャンネル(66.7%)ではデータ・調教・血統などの解説も確認できました。競馬YouTubeは「予想」が中心ではあるものの、予想の根拠を解説するコンテンツもかなり広がっています。

競馬YouTuber30チャンネルの調査方法

今回の調査では、2026年9月時点でYouTube上に競馬関連動画が存在する個人・チーム型のチャンネルを中心に30件を選びました。

同一運営のサブチャンネルは原則として重複させず、予想だけに偏りすぎないよう、解説、地方競馬、ライブ、Vlogなど異なる動画形式も含めています。

分類基準は次の通りです。

分類 今回の判定基準
予想 本命馬、注目馬、買い目、レース見解などを公開している
Vlog 競馬場訪問や馬券生活、遠征など体験そのものを動画の中心にしている
初心者解説 馬券、血統、調教、予想方法などを初心者にも理解できる形で解説する動画がある
地方競馬 地方競馬の予想・実戦・競馬場訪問等を確認できる
ライブ 競馬予想・同時視聴・馬券実戦などのライブ配信を確認できる
データ解説 過去成績、血統、調教、指数、AI、ラップ、展開などを予想根拠として解説している

なお、○は「今回確認した公開情報で該当動画が確認できた」という意味です。空欄は「一度も扱っていない」という意味ではなく、今回確認した範囲で該当コンテンツとして採用しなかったものです。

調査結果|30チャンネルを6項目で比較

チャンネル 予想 Vlog 初心者 地方 ライブ データ
しろクロ競馬
てんなこ競馬予想チャンネル
競馬全レース予想TV
水上学のKEIBA大学
タイガーAI競馬予想TV
かず厩舎
軍師AI競馬予想
ちきちの競馬予想
カリスマ予想
にょん競馬ちゃんねる
シンガ氏 競馬予想(JRA&地方)全レース
アギョウの競馬予想TV
イクイネKEIBA
予想屋マスター
亀谷敬正の競馬血統辞典
うまログ
競馬暮らし蓮の全頭短評
ぼんケン
「馬券の虎」馬券生活者の競馬データ分析
材木屋専務の競馬チャンネル
うまめし競馬チャンネル
義英真 Eishin Yoshi
ぺーの競馬検証動画
競馬大学
コボです。
【プロ馬券師】丞相
ぷに競馬
夢色グラス 競馬チャンネル
馬券主婦 / マリ
じゃいちゅ〜ぶ

最も多かったのは「予想」|30件中29件

動画内容 該当チャンネル 割合
予想 29/30 96.7%
データ解説 20/30 66.7%
地方競馬 10/30 33.3%
初心者解説 8/30 26.7%
ライブ 4/30 13.3%
Vlog 2/30 6.7%

予想系動画は30チャンネル中29件で確認できました。

これは想像どおりともいえますが、重要なのは「予想だけ」のチャンネルばかりではないことです。

調教、血統、指数、AI、過去成績などを扱うデータ解説系も20件ありました。

つまり今回の母集団では、約3分の2のチャンネルで「どの馬を買うか」だけではなく、「なぜその馬を評価するのか」につながる情報も確認できたことになります。

データ解説は20件|競馬YouTubeの大きな柱

データ解説といっても内容は一種類ではありません。

たとえば、アギョウの競馬予想TVでは追い切り・調教を重視しています。

亀谷敬正の競馬血統辞典は血統・種牡馬を詳しく解説し、基礎講座も公開しています。

タイガーAI競馬予想TVや軍師AI競馬予想のように、AIや指数を予想材料として使うチャンネルもあります。

同じ「データ型」でも、

  • 過去成績
  • 調教・追い切り
  • 血統
  • 指数
  • AI
  • 展開
  • コース適性

など、何を重視するかは異なります。

そのため競馬YouTubeを見るときは、「データを使っているか」だけではなく、何のデータを使っているのかを見ると違いが分かりやすくなります。

地方競馬を扱うチャンネルは10件

地方競馬に関する動画は30件中10件、33.3%で確認しました。

JRAの重賞だけではなく、地方競馬の予想、交流重賞、地方競馬場での実戦などを扱うチャンネルが一定数あります。

代表例として、てんなこ競馬予想チャンネル、シンガ氏、うまログ、競馬暮らし蓮、ぼんケン、競馬大学、ぷに競馬、夢色グラス、馬券主婦マリなどで地方競馬関連コンテンツを確認しました。

特にVlog型では地方競馬場そのものがコンテンツになるケースがあります。

ぷに競馬では園田競馬場を含む関西遠征動画が公開され、馬券主婦マリでも船橋、浦和、笠松など地方競馬を含む競馬生活が動画になっています。

初心者向け解説は8件|予想以外の検索にも使える

初心者向けに競馬の考え方や専門項目を説明していると判断したチャンネルは8件、26.7%でした。

たとえば水上学のKEIBA大学では、予想理論について視聴者の質問に答える動画があります。

アギョウは追い切り・調教の見方、亀谷敬正は血統の基礎、夢色グラスはパドックの見方など、専門分野を「学ぶ」用途でも利用できます。

この結果から、競馬YouTubeは「週末の買い目を確認する場所」だけではなく、競馬の見方そのものを学ぶ場所にもなっていることが分かります。

ライブ配信は4件|主流ではないが役割が違う

今回ライブ配信を確認したのは4件、13.3%でした。

動画投稿と比べると少数ですが、ライブには通常動画とは違う役割があります。

たとえば亀谷敬正の競馬血統辞典ではレースをリアルタイムで予想する配信実績があります。

夢色グラスでは同時視聴ライブ、ぷに競馬でも競馬のライブ配信が確認できました。

録画された分析動画が「予想を組み立てるための情報」だとすれば、ライブはレース直前やレース中の判断・反応を視聴者と共有するコンテンツといえます。

Vlogは2件|少数だからこそ動画の役割が違う

今回Vlogとして分類したのは、ぷに競馬と馬券主婦マリの2件、6.7%でした。

ぷに競馬では競馬場への遠征や現地で馬券を買う動画が公開されています。

馬券主婦 / マリでは、「日本ダービーまでの5日間」など、競馬と日常生活を一緒に記録する形式が特徴です。

この2チャンネルでは、予想の正解だけではなく、

  • 馬券を買うまでの迷い
  • 競馬場へ出かける
  • レースを観戦する
  • 当たり・外れを含めた反応
  • 競馬がある日常

そのものがコンテンツになっています。

競馬YouTube全体では予想が圧倒的多数でしたが、Vlogは「競馬をどう楽しんでいるかを見る」という別の役割を持っています。

30件を調べて分かったこと①「予想型」と「解説型」は対立しない

今回の調査で特に分かったのは、「予想チャンネル」と「解説チャンネル」を完全に分けるのは難しいことです。

29件で予想を確認しましたが、そのうち多くがデータ解説も行っています。

つまり実態は、

データを解説する → 馬を評価する → 最終予想につなげる

という構成になっているチャンネルが多いのです。

そのため、「予想を見たい」「競馬を勉強したい」という2つの目的は、必ずしも別のチャンネルを探す必要はありません。

30件を調べて分かったこと②地方競馬は脇役ではない

地方競馬を扱うチャンネルが3分の1あった点も注目できます。

中央競馬のG1・重賞は多くのチャンネルで扱われますが、YouTubeでは地方競馬も継続的な動画テーマになっています。

地方競馬は平日開催も多いため、週末中心の中央競馬とは違う動画更新機会を作れることも背景の一つと考えられます。

ただし、今回の調査は「なぜ地方競馬を扱うか」を各YouTuberへ聞いたものではないため、これは調査結果から考えられる一つの解釈です。

30件を調べて分かったこと③初心者向けは専門家型にも多い

初心者向けというと、「馬券の買い方」「単勝とは?」といった入門動画だけを想像しがちです。

しかし今回確認した初心者向けコンテンツには、血統、調教、パドック、予想理論なども含まれていました。

つまりYouTube上では、

  • 競馬そのものを初めて知る
  • 予想方法を一段深く学ぶ
  • 専門家の見方を学ぶ

という複数段階の「初心者向け」があります。

競馬YouTuberを目的別に選ぶなら?

見たい内容 探しやすいチャンネルの特徴
週末の注目馬を知りたい 予想型
理由まで知りたい データ解説型
追い切りを学びたい 調教解説型
血統を学びたい 血統解説型
AI・指数を参考にしたい AI・指数型
地方競馬も見たい 地方競馬対応型
レースを一緒に楽しみたい ライブ型
競馬場や馬券生活を楽しみたい Vlog型

「人気があるか」「当たっているか」だけではなく、自分が競馬YouTubeから何を得たいのかを先に決めると選びやすくなります。

今回の調査の注意点

今回の30チャンネルは、日本の競馬YouTube全体を無作為抽出した統計標本ではありません。

2026年9月時点で公開動画を確認でき、予想・解説・Vlog・地方・ライブなど複数タイプを比較できるように選定した30件です。

したがって、「日本の競馬YouTuber全体の96.7%が予想動画を配信している」という意味ではありません。

今回調査した30チャンネルでは29件だったという結果です。

また、YouTubeの動画内容は更新されるため、今後新しいシリーズが始まれば分類が変わる可能性があります。

まとめ|30チャンネル中29件が予想、20件がデータ解説

競馬YouTuber30チャンネルを6項目で調査した結果は次の通りでした。

  • 予想:29件(96.7%)
  • データ解説:20件(66.7%)
  • 地方競馬:10件(33.3%)
  • 初心者解説:8件(26.7%)
  • ライブ:4件(13.3%)
  • Vlog:2件(6.7%)

予想動画は圧倒的に多かったものの、それだけではありません。

約3分の2ではデータや専門知識の解説も確認でき、3分の1では地方競馬も扱われていました。

一方、Vlog型は今回の調査では少数でした。

競馬YouTubeを探すときは、単に「当たるYouTuber」を探すだけでなく、予想・学習・地方競馬・ライブ・競馬体験のどれを見たいのかという視点で選ぶと、自分に合うチャンネルを見つけやすくなります。

主な確認資料

By admin

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です